スラマットソレー ´_ゝ`)
キングでーす ´_ゝ`)
広い広〜いジャカルタ。
ビジネス街のタムリン・スディルマンエリア、ジャカルタの代官山と言われるセノパティエリアなどなど...
ジャカルタ内でも、それぞれのエリアごとで雰囲気がガラッと変わります。
今回はジャカルタ北部!オランダ植民地時代のコロニアル様式*1の建物が多く残る “コタエリア” で絶対外せないカフェ・レストラン「CAFE BATAVIA(カフェバタヴィア)」のご飯記録です。
インドネシアのようでインドネシアではない。不思議な気持ちで黄昏れながらインドネシア料理を頂いてきました。
メニュー・値段は訪問時の物です。行かれる際はご自身で最新の情報をお確かめ下さい。
カフェバタヴィアとは?
かつて、オランダによって統治されていたインドネシア(1602-1942)。
オランダ植民地時代、ジャカルタは “バタヴィア” と呼ばれていました。
今回の「CAFE BATAVIA(カフェバタヴィア)」は、元々オランダ植民地時代に建てられたコロニアル様式の建物。
当時、オランダ東インド会社*2の事務所・宿泊施設として建設されたそう。
その後オーストラリア人が買収して1993年からカフェ・レストランとなり、インドネシアで最も古い必見レストランとして知れ渡っています。
行き方
カフェバタヴィアは、ジャカルタ北部の “KOTA TUA(コタトゥア)” というオランダ植民地時代のコロニアル様式の建物が多く残るエリアにあります。
カフェの目の前に車は停めれないので、近くで降りてカフェまで歩いて行く必要があります。
キングはカフェの最寄駅である「STASIUN JAKARTA KOTA(ジャカルタコタ駅)」の前で車を降りました。
ジャカルタコタ駅は、ジャカルタ市内とその周辺を結ぶ通勤・通学路線 “KRLコミューターライン” の主要駅です。(個人的なKRLのイメージは西武線。)
駅からカフェまでは歩いて10分位。
キングが行った時は、「コタ駅付近はあまり治安が良くない」と言われている通り道は整備されていないし人は多いし車は通るし出店は並ぶわで雑然でカオスな状態でしたが、今*3は改良中で大分綺麗になったみたいです。
入店
ドアの立て付けが微妙に悪い。開ける時に壊しそう。「本当にここから入っていいんだよな?」って感じでした。
入ると受付。観光客が多いのか英語で対応してくれます。
2階(禁煙)の窓際のリクエストをここでしました。
1階
1階は喫煙席なので全体的にタバコ臭い(^ω^)
2階
日の光が差し込んで明るい♪
窓からは、カフェの目の前にあるファタヒラ広場が見えます。
メニュー
早速ご飯を頂くぜ!
- BUBUR AYAM KOTA(ブブール・アヤム・コタ)
コタ風鶏粥
- LONTONG(ロントン)
- BUBUR KAMPIUN(ブブール・カンピウン)
6種類前後の甘みを組み合わせた西スマトラ・パダンの伝統的デザート
- Picollo(ピッコロ)
ラテ*4のミルクを少なくしたもの
- PEPES*5 JAMUR TAHU(ペペス ジャムール タフ)
豆腐とキノコのバナナの葉蒸し
ホンジェサンバル味ブロッコリー
空芯菜の海老ペースト炒め
- BAKWAN*8 JAGUNG(バクワン ジャグン)
- TERONG TELUR BALADO*9(テロン トゥルル バラド)
揚げたナスと卵のチリソース和え
ジャワ島西部・スンダ族発祥の伝統的な甘い飲み物 “Bajigur(バジグール)” とか気になるけど、正直食事の時は飲む気にならない...
- Bandrek(バンドレック)
ジャワ島西部を原産とする伝統的な生姜ドリンク
- Bir Pletok(ビール・プレトク)
ジャカルタ・ブタウィ族*10の伝統的な飲料。生姜、レモングラス等から作られる。アルコールが飲めないブタウィ族が、オランダ人達が飲んでるビールを真似して作ったドリンク。
- Klepon(クルポン)
実食
気になる飲み物は色々あれど、アイスストロベリーティー(60.000ルピア(約540円))とスプライト(45.000ルピア(約400円))を注文。
こちらはナシチャンプル メニア(128.000ルピア(約1,140円))。
ナシチャンプル(Nasi Campur)は、ご飯と数種類のおかずを1皿に一緒に盛った料理のこと。
メニア(Meneer)は、ジャムウー*11の製造会社で「Nyonya Meneer(ニョニャメニア)」という老舗メーカーがあるが、関係あるのだろうか...
パッと見、塊肉なのにホロホロ〜と柔らかく、香辛料の味付けがナイス!
一緒に載っているウラプ・サユール*13やチキンサテ*14もあって見た目よりボリューム満点。
(サンバル*15をまとった茹で卵はとても辛かった...)
そしてナシゴレン チャべイジョ リダーサピ アタウ ババット*16(98.000ルピア(約870円))。
牛タンまたは牛の胃袋入り青唐辛子ナシゴレンです。
別皿でクルプック*17もついてきました。
ナシゴレン(Nasi Goreng)は言わずもがなインドネシア版チャーハンの事。
ホルモン感はそこまで強くなく、青唐辛子で辛めでした。(でもおいちー)
サービスチャージ10%に加えて、PB1(レストラン税)10%もかかっています。
トイレはそこそこキレイ
2階のトイレです。
全体的に暗めで、少しだけ蒸し暑い。
清潔さは可もなく不可もなく...
ジャカルタの高級ショッピングモール内のキレイなトイレと比べてしまうとアレですが、個人的には許容範囲でした。
食後に周辺を(マジで)少しだけ散策
カフェの窓から見えたファタヒラ広場に来ました。
カラフルなチャリンコを借りるのが流行っているようです。映えそうですね。
ファタヒラ広場には、重さ3.5トンのポルトガルの大砲「Meriam Si Jagur」があります。
大砲の手(握り拳みたいになっている)は豊穣を意味し、その手に触れると子供が授かると信じられているそう。
路面電車(トラム)の一部も展示されています。
インドネシアの郵便会社POS INDONESIA(ポス・インドネシア)。
カフェでお手紙を書いた後に、ここから出すのもシャレてますね。
カフェの真横にはインドネシアの大手コンビニチェーン Indomaret(インドマレット)。
キングは暑がりなのでサクッと歩いてそそくさと退散しました。みんな外で座ってずーっとおしゃべりしてて凄い...。
まとめ
ジャカルタ北部に来た際は是非立ち寄りたい!
ジャカルタ北部コタ地区には他にもアセムカ卸売市場や中華街のグロドック等、行きたい所が色々あるのでこれからも足を運ぶ場所になりそうです。
行きました↓
selalumusimpanasindonesia.hatenablog.com
*1:植民地様式の意味。植民地時代の建築様式。
*2:1602年に創設されたオランダの、アジア貿易を独占した世界最初の株式会社。
*3:2022年11月時点
*5:インドネシア料理の調理法の1つ。バナナの葉に食材を包み、ハーブやスパイス、調味料で味付けをして蒸し焼きにしたもの。ジャワ島西部の「スンダ料理」に区分される。
*6:インドネシアからマレーシアあたりの熱帯アジアを原産とするショウガ科の “トーチジンジャー” のこと。インドネシアでは“Kecombrang(クチョンブラン)”、“Kantan(カンタン)”、“Honje(ホンジェ)” と呼ばれる。
*7:発酵させた小エビをペースト状にした調味料。インドネシア語で「トゥラシ」、マレーシア語で「ブラチャン」と呼ばれる。
*9:バラドソース。甘辛いチリソースで、サンバルの一種。
*12:牛肉などの塊肉をココナッツミルクと香辛料で長時間煮込んだ肉料理。2017年にCNNによって世界一美味しい料理に選ばれた
*16:BABAT:動物の胃袋の部分。特にハチノスを指す事が多い