インドネシアは常に夏

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頑張ってる女子の奮闘日記

【ユネスコ無形文化遺産にも登録されたインドネシア伝統薬のカフェ】モダンにオシャレに健康に!初めてのジャムウはacaraki(アチャラキ)で

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スラマットパギー ´_ゝ`)

キングでーす ´_ゝ`)

 

インドネシアにはJamu(ジャムウ)という古くから伝わる伝統薬があります。

植物の葉や実を調合した漢方みたいなもので、自然素材が風邪予防やアンチエイジングに効果があると言われています。

 

ジャムウはいくつかの材料を調合し、すり潰して混ぜ合わせドロドロになった液体を飲むのがデフォとなっております。

 

道で売られるジャムウ/Wikipediaより

 

ぶっちゃけてしまうと身体に良いんだろうけど正直美味しい物ではないと個人的に思っているし、路上屋台で売られているジャムウに挑戦するにはまだ早い...

 

そんなジャムウのイメージを一気にオシャレでモダンにしたのがacaraki(アチャラキ)

ジャムウのカフェです。

 

 

アチャラキでは乾燥させた材料をコーヒーのように抽出したり、時にはソーダやヨーグルトで割ったりして提供してくれます。

とっつきにくかったジャムウをまずはオシャレに楽しめる、デフォルトのジャムウの登竜門となるカフェです。色々飲んできたのでレポします。

 

メニュー・値段は全て訪問時のものです。

 

 

 

 

 

ジャムウとは?

 

ジャワ語で「健康への祈り」の意味を持つJamu(ジャムウ)インドネシアの伝統薬・健康飲料です。

インドネシアに古くから伝わる様々な植物や実を調合し、健康や美容の為に飲まれています。

2023年にはユネスコ無形文化遺産にも登録され注目が高まってきています。

 

インドネシア内ではジャワ島で最も普及していて、路上で行商人から買ったりジャムウの屋台で飲むことが出来ます。

 

初心者には少々ハードルが高めと思いきや、最近では今回紹介するアチャラキカフェの他にも、インドネシアのホテルの朝食会場に置いてあったりジャムウのキャンディーが販売されていたりと気軽にジャムウを試せる環境になっています。

 

ホテルの朝食会場に置いてあるジャムウ

 

ジャムウのキャンディー

 

 

 

 

 

アチャラキとは?

 

公式Instagramより


「近代的なジャムウ」がコンセプトのジャムウカフェacaraki(アチャラキ)

 

インドネシアの伝統飲料を若者世代にも楽しんで貰いたいと、ジャムウを現代風にアレンジ。

通常ジャムウは材料を煮込んだりすり潰したりして作るが、アチャラキでは材料を乾燥させコーヒーのように抽出してくれます。

 

すり鉢を使ってジャムウ作りをする人がお店のロゴマークになってます。

 

今回訪問したジャカルタ旧市街のコタトゥアというエリアにあるのが1号店で、その他にもグランドインドネシアイオンモールタンジュンバラットといったショッピングモール内にも店舗があります。

そしてインドネシアの大学ランキング1位のガジャ・マダ大学(Gadjah Mada University)内にも「acaraki GAMA(アチャラキガマ)」という店舗が出来たそうです。

 

 

 

 

 

アチャラキ1号店 “コタトゥア” へ!

 

入り口

 

 

アチャラキ1号店は「コタトゥア」と呼ばれるジャカルタ旧市街にあり、こちらのグドゥン・クルタ・ニアガという建物に入居しています。

 

看板が出ているので分かりやすい

 


建物の中に入っていくと、まず「acaraki terrace(アチャラキテラス)」というインドネシアモチーフのポストカード等を販売しているお店があります。

行った日はお休みでした...残念...。

 

 

アチャラキテラスの横にアチャラキカフェがあります。

 

 

お店のロゴマークが個人的にめちゃくちゃ好き!可愛い!!

 

 

 

 

 

メニュー

 

 

すごくオシャレなメニュー達。ジャムウドリンクは勿論、軽食もいくつかあります。

 

 

ジャムウを代表する “Kunyit Asam(クニットアッサム)” と “Beras Kencur(ブラスクンチュール)” は3通りの飲み方が出来るみたいです。

 

クニットアッサム
ターメリック(ウコン)+タマリンド=生理痛緩和

 

ブラスクンチュール
バンウコン+米=消化促進、免疫力向上

 

 

 

 

 

ソーダやヨーグルトで割ったり...まるでカクテルのようなジャムウ...

 

 

 

AYAM(アヤム)は鶏肉でDORI(ドリ)は魚の種類、TERI(トゥリ)はジャコ。

KLEPON(クレポン)は米粉の団子の中にヤシ砂糖をひとかけら包み込んでから蒸して作るお団子で、仕上げにココナッツフレークを振りかけたインドネシアの生菓子です。

アチャラキではクレポンがケーキになって出てくるらしい。

 

 

 

 

店内

 

 


店内はこんな感じ。

いくつかのテーブル席の他にカウンター席があります。

 

 

 

 

カウンター席だとジャムウを作っている所が見えるのでとても良かったです。

 

 

 

 

店内販売品

 

店内では飲食だけでなく、アチャラキオリジナル商品を買う事も出来ます。

 

 

まずはGOLDEN SPARKLING(ゴールデンスパークリング)というジャムウドリンク缶。

この缶はスーパーにも売っているので見た事ある人はいると思います。(箱入りは店内だけだと思うけど。)

 

ちなみにゴールデンスパークリングは店内メニューにもあります。聞く所によると缶と店内で味が違うらしい...。

 

 

スーパーで買いました。1本100円位。

 

ジャムウを代表するクニットアッサム+砂糖+炭酸ソーダ

 

 

ターメリック(ウコン)感抑えめでジュースみたいで飲みやすい。ターメリック感全然あるんだけどマジで飲みやすくて美味しい。リピートします。

 

 

 


缶と専用グラスとポーチ(?)がセットになったBOXも。多分だけどお値段500,000ルピア(約4,800円)。

 

缶のデザインが「カウン(Kawung)」という古都ジョグジャカルタのバティック(インドネシアやマレーシアのろうけつ染めの布製品やその技法)柄になっていて可愛いし、味もクセが強くなくて値段も手頃なのでお土産に最高です。

 

 

 

 

 


こちらはオリジナルマグカップ。50,000ルピア(約480円)。

生姜などのジャムウに使う材料モチーフと今回来た1号店カウンターモチーフの2種類。

 

 

個人的には圧倒的に材料モチーフが可愛過ぎたので2つ購入。お店のロゴマークも入ってて可愛さ倍増!!

 

 

これで飲んだら健康になる気がする。

 

 

 

 

(恐らく)自分でジャムウを作ろうセットもありました。乾燥したターメリック(ウコン)や生姜等のセット。

ちなみに手前のロゴマーク入りコーヒーポットは売り物ではないそうです。欲しかった...。

 


こっちは個別の袋に乾燥した材料が入っていて1袋55,000ルピア(約530円)から買えるのでセットよりもお手頃。

 

 

 


Sabun rempah(サブンルンパー/スパイス石鹸)。1つ55,000ルピア(約530円)。

ジャムウを代表するクニットアッサムとブラスクンチュールの石鹸です。石鹸まであるの凄い。

 

ブラスクンチュールはニキビ防止効果があるそうです。良いですね。

 

 


そしてジャムウのハーブティー的なやつ。3つ入りで100,000ルピア(約970円)。

ドリップタイプになっていて手軽に飲めそう。味はこちらもジャムウを代表するクニットアッサムとブラスクンチュール。

 

 

 

 

実飲

 

早速注文していきます。今回は4種類のアチャラキジャムウを飲んでみました。

 

THE CHALLENGER

 

まずはTHE CHALLENGER(ザ チャレンジャー)。25,000ルピア(約240円)。

名前がすごい。店員さんが「1番苦いよ^^」って言ってました。メニューにもキングオブビターの文字が。気になるので注文!

 

材料
  • サンビロート:風邪の症状や炎症を抑え、体の免疫力を高める効果
  • テムラワックアンチエイジング、美肌効果

 

 


サンビロートと

 

 

テムラワックを乾燥させたものを

 

 

良く混ぜ合わせます。

 

 

 

 

 


混ぜた物を抽出する機械に入れて

 

 

お湯を注ぎ、

 

 

抽出します。

 

ここで3つの濃さに分けて抽出します。

 

 

 


完成〜!左のショットグラスが1番濃いです。口直しのレモンも一緒に出てきました。(テキーラか)

 

正直な所、土の味がした。容赦ない味。え?飲み物??身体に良いんだろうけど全然美味しくない。

 

身体に良い事は重々承知の上だが、身体に良い事と味は別物なので。個人的には全く美味しくなかったです。

多分これぞ余計な物を入れてない素材のみで作った「元祖ジャムウ!」って感じなんだろうな。

 

 

 

 

Golden Yoghurt

 

次はGolden Yoghurt(ゴールデンヨーグルト)。35,000ルピア(約340円)。

ヨーグルト大好きだから注文!

 

材料

 


まずは乾燥したクニット(ターメリック、ウコン)を

 

 

機械に入れて細かくします。

 

細かくなったクニット

 


砂糖を加えて(多分パームシュガー(ヤシ砂糖))、混ぜ合わせます。

 

 

 

 

 


抽出する機械にセットし

 

 

お湯を注ぎます。

 


そして抽出。

 

 

グラスにヨーグルトを入れて

 

 

先程の抽出した物を足します。

 

 

 

完成〜!

 

飲む時は良く混ぜます

 

ヨーグルトの味強めで1番飲みやすかった!美味しい!!

 

今回アチャラキで飲んだ中で唯一美味しいと思ったドリンク。

ジャムウを代表するクニットアッサムをベースに作っているドリンク。

クニットアッサムは生理痛に効果があるのでこんなに美味しく飲めるなら良いなあと思うと同時に、アイスのみなので生理痛の時はお腹が冷えてあまり良くないなあとも思ったり。

 

 

 

 

 

JKT1681

 

そしてJKT1681(ジャカルタ1681)。35,000ルピア(約340円)。

第7代インドネシア大統領ジョコ・ウィドド氏にインスピレーションを得たドリンクだそうで、本人も飲んだと店員さんが言ってました。元大統領も飲んだのならと注文!

 

材料

 

 

 


乾燥させたターメリック(ウコン)を細かくします。

 


同じく乾燥させた生姜と

 

 

テムラワックを足し

 


混ぜ合わせます。

 

 

 

 

 


フレンチプレスに入れてお湯を注ぎ

 


少し置きます。(砂時計で待ちます)

 

 

 

少し置いたら氷の入ったコップに注いで完成!

 

好みでガムシロ

 

色んな味が混ざって不思議な味がする...

 

3種類の材料を使っていて良い感じに味が調和している...という訳ではなかったです。

不味くはないし飲めるっちゃ飲めるけど好き好んで飲む感じではない。健康の為!って思いながら飲むドリンクでした。

 

 

 

 

Jaman Batu

 

最後はJaman Batu(ザマン バトゥ)。40,000ルピア(約390円)。

ザマンバトゥはインドネシア語で「石器時代」の意味。見た目はめちゃくちゃ現代っぽい!注文!

 

材料
  • ジンジャー(生姜):身体を温めて血行や消化を促進
  • 蜂蜜
  • レモン

 


シェイカーに蜂蜜と

 

 

レモン汁と

 

 


生姜汁(?)を入れて混ぜます。

 

 

 

 


グラスにガムシロ(?)を入れておきます。

 

 

 

シェイカーを思いきりシェイク!!

 


グラスに注ぎます。

 

 

 

完成!

 

生姜感というか生姜を漢方っぽくした味がする。

 

甘さは感じられず。生姜か?と言われると分かりにくい味がするのと、何より見た目より飲みにくい味をしている。

 

 

 

 

まとめ

 

 

美味しいかは置いといて、ジャムウ1発目にはピッタリのお店!

 

「ジャムウって何だ?」の馴染みのない状態で最初に路上の行商人の所に行くにはハードルが高いけど、アチャラキならカフェ感覚で行く事が出来るし、

材料とかにざっくり触れて「ジャムウってこういう物なんだ!」と知る事が出来るので良いなあと思いました。

 

日本から遊びに来たお友達を連れて行った時も、ファーストジャムウを楽しんでくれました。

ちなみに個人的なアチャラキの感想は、飲みやすいジャムウにアレンジされているけど美味しくなる訳ではない(たまに美味しいのにヒットする)でした。

 

ここでお気に入りの味を見つけて、次は路上で行商人から買ってみたいです。

自分の好きなジャムウの味を知っているのはカッコイイんじゃないかなあと思っております。